□人生とリスクヘッジと
現在、日本人の平均寿命は
男性が81歳で女性が87歳と
言われていますが、
日本人の寿命は10年ごとに
2年延びていっており、
どこかの番組で語っていた
ファイナンシャルプランナーの話によると
どうやら4人に1人の割合で
100歳まで生きることになるようです。
その為、私たちは100歳とは言わずとも、
90歳ぐらいまで生きると仮定して
ライフプランを立てた方がいいですし、
家づくりも計画を立てた方が
いいのですが、
さて、みなさんならどのように
計画されるでしょうか?
こんにちは、
ツクルホーム山下建築工房の山下です。
なんて、いきなり言われても
そんな先のことまで具体的に
考えるなんて無理ですよね。
子育て期間中は家のことと仕事を
両立させるだけで
手一杯なのが当たり前ですからね。
現に私も子育て真っただ中で
余裕はないのですが、
小さい子がいる身として
いろいろ考えてしまいます。
というわけで今回は、
個人的な意見を勝手に述べて
いきたいと思います。
✔️まずは現状把握から
現在、年金は65歳からもらえることから
65歳で仕事を辞めて
そこからは年金生活で!
的なイメージがなんとなく
頭の中にあると思いますが、
もしその通りの生活をするとしたら、
退職後に夫婦2人が必要となる最低生活費は
毎月約22.5万円だと言われているそうです。
そして、旅行や趣味を楽しむなどして
余生を満喫したいとお考えなら
さらに毎月13万円前後は
必要になってくるようです。
つまり、セカンドライフを楽しむためには、
毎月35万円ぐらいは必要だ
というわけですね。
これに対し、平均的な家庭が
受け取っている年金額がいくらか
と言うとざっと約22万円らしいのですが、
(国民年金約6.5万円×2人
+厚生年金約9万円)
ここから言えることは、
どうやら年金だけでは
暮らしていくだけで精一杯で、
悠々自適な暮らしは送ることが
出来なさそうだということです。
なので、この不足分を埋めるために
計画的にお金を貯めていかないと
いけないと言われていて、
これが数年前に当時の麻生大臣が語った
老後2000万円問題というわけですね。
このニュース聞いた時の衝撃は
今でも覚えています。
✔️この問題への個人的な対策案
しかし、簡単にお金を貯めると言っても
子供には想像以上にお金がかかるし、
給料は現状維持のまま
なかなか上がらないし、
電気料金や食料品をはじめとして
物価がどんどん上がっていっているしで、
そんな絵に描いたように
お金が貯まっていかないのが
現状ではないでしょうか?
なので、個人的には人生90年と考えるなら
65歳で退職して年金で生活するのではなく、
75歳まで働くぞ!と割り切って
考えていただくのも一つの案だと
最近は強く思っております。
国民年金は75歳からの受け取りにすれば
65歳からの受け取りよりも
最大で84%増しでもらえることに
なるそうですし、
(国民年金だけで2人で
約24万円もらえます)
そもそも働いていると
お金がもらえる一方でお金を使うことも
少なくなりますしね。
そして何よりも長い人生の中で
生きがいにもなると思っています。
プラス、もしパートナーが扶養控除内で
働いているとするなら
これからは扶養の範囲を超えて働くことで、
2人とも厚生年金をもらえるようにすれば、
これが一番いいのではないかと思っています。
1人あたり6万円ずつでも上乗せがあれば、
合計36万円ぐらいもらえることになり、
結果、仮に仕事を辞めた時点で
貯金が全くなかったとしても
年金だけ充分豊かに暮らしていけますしね。
✔️リスクヘッジもしておく
ただし、先程の作戦には
保険をかけておく必要があります。
というのも、日本人の健康寿命は
男性は72歳と言うデータがあるからです。
確か女性は74歳だったと記憶しています。
つまり、誰の手も借りずに
健康でいられる期間が75歳よりも
短いということですね。
なので、そのヘッジとして
年金の更なる上乗せ分である
個人型確定拠出年金「iDeCo」など
今すぐにかけ始めるのがいいのでは
ないかと思います。
仮に、体調不良を理由に
早期に退職しないといけなくなった場合、
この上乗せ分が生活費の足しに
なってくれるだけじゃなく、
この掛け金は全額所得控除の対象になるし、
この年金は投資信託(選択した場合)に
よって運用されるため、
期間が長くなればなるほど
お金は増える可能性が高いですし、
かつ、その増えたお金に
課税されないという
うれしいの要素を備えているからです。
(ただし、途中でやめても
原則60歳まからの引き出しとなります。)
というわけなので、
あくまでも私見ではありますが、
もし将来のことが不安に感じたら、
ぜひこの記事を参考にして
計画を立てていただけたらと思います。